お父さんのたまご焼き

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地震対策の家具の固定。必要な理由はあなたを守るためだけじゃない!

地震・家具・固定

最近、地震が多くて怖いけど、何から対策したらいいのかわかんないなぁ

この記事はそんな疑問・不安を持つあなたに用意しました。

ご訪問お待ちしておりました。

元防災担当の現役公務員のおとたま(@ototama46)です。

毎年、日本のどこかで震度5強や6が起きています。

日本はご存じのとおり、世界有数の地震大国です。

でも、そんな世界有数の地震大国である日本において、自助の地震対策の1丁目1番地である家具の転倒防止対策をしている人は約4割といわれています。
※内閣府「防災に関する世論調査(平成25年12月実施)」より

みんな、なんで対策しないの?

家具の転倒防止の目的は、あなたやあなたの家族が家の中で家具に押しつぶされないためというのが1番に思いつくでしょう。

でも、それだけじゃないんです。

もちろん、家具に押しつぶされないことがもっとも重要なことなんですが、それ以外にも重要な目的があるんです。


家具の転倒防止の知られざる目的

  • 救急車や消防車を本当に必要な人に
  • 2次被害(最悪の場合もある)から守るため
  • 地域を守るため
  • 在宅避難するため


なぜ、家具の転倒防止をすることでこれらの目的を達成しなければならないのかをお伝えします。

ぜひ、この記事を読んだらどれか1つ、特に寝室にある背の高い家具は転倒防止対策を実施しましょう。


家具転倒防止の目的は家具の下敷き防止だけじゃない

地震対策としてよく言われる家具の固定

1番の目的は倒れてきた家具の下敷きにならないことです。

阪神淡路大震災は1995年1月17日午前5時46分に発生しました。

まだ市民の方々の大半は寝ている時刻です。

そんな時に震度7の地震が起こり、寝ているところに家がつぶれたり、家具などが倒れてきたりして下敷きなどで多くの方がなくなりました。

死者の10%、負傷者の約46%が家具の転倒によるものであったといわれいます。

その阪神淡路大震災を教訓に、家具の転倒防止が自助の地震対策の1丁目1番地となりました。

でも、家具の転倒防止を実施すべき理由は下敷き防止以外にも重要な理由があります。

家具によるケガを防ぐ

家具・固定・けが
当然、家具が倒れてきて下敷きにならなかったとしても、足がはさまれて骨折したり、身体に当たってケガをしたりします。

あなたがケガをすることはあなたが痛いだけでなく、実はもっと大きな影響があることなんです。

負傷者が減ることで助かる命が増える

まず、あなた自身がケガをしてしまうと、あなたが人を助けることができなくなります。

目の前で倒れている、または物にはさまって動けなくなっている家族を助けることができなくなります。

また、あなたがケガをすると、あなたを救助するために救急車が出動します。

災害時、たくさんの負傷者が出ますので救急車や消防車は絶対、足りなくなります。

ですから、事前に対策をして1人1人が自宅内でケガをしないよう心がけることで、出かけ先などで不本意にケガをしてしまった人に対し、少ない救急車や消防車を有効に活動させることができるのです。

だから、まずはあなたがけがをしないことが、家族や地域を助けることの第一歩なんです。

負傷しても、治療できず亡くなることもある

先ほども書いたように、災害時は救急車や消防車が足りなくなります。

また、運よくあなたのところに救急車などが到着しても、災害時は道路の状況がわからないでの、あなたを病院まで連れていけるかどうかわかりません。

救急車で運ばれているうちに状態が悪化して命を落としてしまうかもしれません。

仮に病院へ着いたとしても、災害時は多くの人が病院に運ばれてきます。

病院ではトリアージと言われる負傷者の治療優先度の区分が行われ、重篤な人から処置が行われます。

最近の研究では、そのトリアージによって最初は軽傷に区分された人が治療を受けられず、時間が経つにつれて重篤化し、結果、亡くなる人が6,000人以上発生すると言われています。

ですから、まずはケガをしないことが大事なんです。

家の中の移動経路を確保する

家具・固定・避難経路
運よく家具などにはさまれずケガをしなかったとしても、家の中が倒れた家具などでグチャグチャになると部屋から動くことができません。

この動線を確保できない状況では、せっかく最初の揺れから身が守られておきながら2次被害にあう可能性があります。

火事までの動線を確保する

関東を30年以内に70%の確率で襲うといわれている首都直下地震では、火災による建物消失が最大約412,000棟と推定されています。

また、火災による死者は最大16,000人と想定されており、これは首都直下地震全体で予想されている最大死者数約23,000人の約7割に相当します。
参考資料:
特集 首都直下地震の被害想定と対策について(最終報告)‐内閣府防災情報のページ : 防災情報のページ - 内閣府

特に火災被害が大きいのは木密地域

特に火災による被害が大きいと予想されている地域は木造住宅密集地域(木密地域)とよばれる、古くからの木造住宅が密集している東京の下町などです。

木密地域は木造住宅が集まっていることもさることながら、古い住宅地なので道路の幅も狭く、救急車や消防車も入れないような狭い道もたくさんあります。

そんなところで一度、火事が起きればあっという間に周りに燃え広がり、地域全域が火災になる可能性が高い。

火災を防ぐには初期消火がすべて

そこで重要なのが初期消火です。

火事は小さいうちであれば、消火器や水にぬらした毛布などで消すことができます。
参考資料:「一般社団法人秋田県消防組合」HP

もし目の前で火災が起きた時、家の中が倒れてきた家具などでグチャグチャになっていたらどうでしょう?

火元までたどり着けず火災が拡大するだけでなく、あなた自身が逃げることができなくなり火災に巻き込まれてしまいます。

在宅避難ができる

家具・固定・在宅避難
地震などの災害が起きたら避難所に避難しなければならないと思ってます?

実はそんなことはありません。

災害が起きても自宅に残っていい場合があります。

というより、自宅で避難生活が送れるなら避難所なんか行かない方がずっとマシな避難生活が送れます。
www.ototama46.com
そのためにも家具の転倒防止が重要なんです。

家の中が倒れた家財道具でグチャグチャだと、いくら家が地震に耐えて大丈夫でも在宅避難ができません。

避難所はプライバシーによるストレスや感染症、最近では性被害などのリスクがたくさんあります。

だから、災害時に在宅避難が送れるようにするためには、家具の転倒防止対策は非常に重要で1番簡単に取り組める自助の地震対策なんです。

突っ張り棒でも、対策しないよりはマシ

家具の転倒防災対策の1番有効な方法は金具などを用いた固定ですが、

賃貸だから壁に傷つけられないよぉ。持ち家とはいえ、やっぱり壁に穴を開けたくないなぁ

という考えの方が多いと思います。私もそう思います。

だから、家具の転倒防止対策としては突っ張り棒が一番だと思うんですよね。

その突っ張り棒にも、もちろんしっかりと突っ張り棒が効く設置方法があります。
参考資料:東京消防庁<公表・報告><家具類の転倒・落下・移動防止対策>



誤った設置方法だと、まったく効果がありませんので注意してくださいね。

また、小さな本棚など天井までの距離がある家具については突っ張り棒は使えませんので、家具の下に設置する次のようなものもあります。

家具は転倒するときに前側に倒れようとしますので、あらかじめ前側も少しだけ持ち上げることで家具の重心を後ろ側に持っていき倒れにくくするものです。

家具の大きさに合わせていろいろ組み合わせて有効な対策をとって、あなたとあなたの大切な人の命を守りましょう

一言で家具の転倒防止といっても目的はたくさんある

家具の転倒防止は、あなたやあなたの家族が倒れてきた家具にはさまれて亡くなったりケガをしたりするのを防ぐだけではありません。


家具の転倒防止の知られざる目的

  • 救急車や消防車を本当に必要な人に
  • 2次被害(最悪の場合もある)の防止
  • 火災から地域を守るため
  • 在宅避難するため

など、場合によっては地域を守ることにつながります。

だから、家具の転倒防止は自助による地震対策の1番最初に取り掛かるべきことなんです。

背の高い冷蔵庫や食器棚、タンスなどは突っ張り棒で、背の低い本棚などは前側を少しだけ上げる器具を使って対策しましょう。

ぜひ、この記事を読んでいただけたのなら、家具の転倒防止対策に取り組んで、あなたとあなたの家族の命、そして地域を地震の被害から守りましょう。

以上、よろしくお願い申し上げます。

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